理事長あいさつ
当協会は、昭和25(1950)年に炭鉱労働者の保健・医療・介護を守るため、県内の産炭地に設立された病院群を中心とした組織です。現在は各地の炭鉱は閉山となりましたが、病院群は地域に必要とされる中核施設となって存続しています。しかしながら、総人口が減少しているわが国においても、筑豊や大牟田地区の人口減少や少子高齢化は著しく、従って、その対応には当協会も自ら変革を求められてきました。
私は令和元年に入職致しましたが、今日までに、地域における役割を終えた筑豊看護専門学校は閉校し、旧大牟田労災病院を引き継ぎ老朽化していた吉野病院は閉院し、大牟田天領病院に4階建ての新病棟を建築して移設。1963年三井三池炭鉱炭塵爆発の被災者である高次脳機能障害の患者様方も転院して頂きました。被災者の方々には、療養環境が格段に良くなった新棟でリハビリを提供できるようになりました。これも、令和2年度より経営全体を直接、間接的に支援して頂いている桜十字グループとの緊密な連携によるもので、今後もパートナーとして地域の安心・安全のために共に協働できるよう尽力したいと気を引き締めております。
人口減少が続くわが国において、多くの市町村が地域住民の保健・医療・介護を守るために苦慮されていますが、私達はその実働部隊として、行政との連携の下に職員一同努力を続けていく所存です。皆様方の末永いご支援を一重にお願い申し上げます。
社会保険医療協会医療理念
当協会には医療理念の実現をめざし真剣に取り組むことのできる環境があります。
その中で看護師としてできることは本来業務である看護師としてのスキルを磨きその専門性を発揮することです。
協会概要
名称 |
イッパンシャダンホウジンフクオカケンシャカイホケンイリョウキョウカイ一般社団法人福岡県社会保険医療協会
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主たる事務所 |
〒810-0001
福岡市中央区天神三丁目7番31号 N天神ビル2階 TEL:092-741-9120 FAX:092-751-5910 |
代表者 職・氏名 |
リジチョウ カワラバヤシ タツヒコ理事長 瓦林 達比古
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法人設立等の年月日 |
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目的等 |
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沿革と現況
終戦後、荒廃した日本経済を早急に復興するため、重要基幹産業の再建が各方面より強く要望され、中でも特に当時のエネルギー源であった石炭の増産緊急対策が強力に推進されました。
これと並行して政府は、医療に恵まれない多くの中小炭鉱の従業者及びその家族の福利厚生と、炭鉱地域の環境改善を目指して、炭鉱医療施設の普及と充実に一段と力を注ぎました。
福岡県においても、特に筑豊地区で隆盛を極めた石炭産業を背景にこの計画が進められ、昭和24年9月、県内に10カ所の医療施設の開設が決定され、福岡県社会保険協会の下に設置された運営委員会が開設準備にあたりました。
設立当初2病院8診療所、総病床数340余床、職員数240余名をもって発足した当協会は、現在では、福岡県下に6病院、介護老人保健施設並びに各種介護サービス事業所を総合的に運営し、総病床数1,204床、老健入所定員100名、介護医療院37名、職員数2,260余名の規模となっています。
当協会は、これからも変わることなく非営利法人として、保健・医療・福祉・介護・教育を提供する立場から、患者さんの権利を守り、当協会の医療理念に沿って、地域にとって必要な質の高いサービスを効率的かつ継続的に提供し、患者さんや利用者に満足と安心と信頼をもたれるよう努力していく所存です。
- 昭和24年(1949)
- 9月、福岡県社会保険協会の下に運営委員会を設置し、開設準備にあたる
- 昭和25年(1950)
- 6月1日以降、準備完了の院所を順次開設し、翌26年3月までに、2病院8診療所の開設を終え診療開始
- 昭和26年(1951)
- 8月22日、暫定的に運営にあたっていた福岡県社会保険協会より施設、職員その他一切の財産の引き継ぎを受け、財団法人福岡県社会保険炭鉱医療協会を設立
- 昭和31年(1956)
- 4月、准看護婦学院を開設
- 昭和49年(1974)
- 4月、准看護婦学院を廃止し新たに高等看護学院設立
- 昭和52年(1977)
- 4月、高等看護学院を看護専門学校へ昇格
- 昭和55年(1980)
- 4月、名称を財団法人福岡県社会保険医療協会と改める
- 平成12年(2000)
- 4月、超高齢化社会を迎え創設された介護保険制度に対応するため、各病院に訪問看護ステーション、ケアプランセンター、ヘルパーステーション等各種事業所を設置
- 平成14年(2002)
- 4月、三井大牟田病院を傘下に迎え新たに社会保険大牟田天領病院として発足
- 平成18年(2006)
- 4月、大牟田労災病院を傘下に迎え新たに社会保険大牟田吉野病院として発足
- 平成24年(2012)
- 8月、社会保険筑豊病院をJR直方駅前に新築移転し社会保険直方病院として発足
- 平成25年(2013)
- 4月、公益法人制度改革に伴い、法人名を一般財団法人福岡県社会保険医療協会へ変更
- 平成28年(2016)
- 7月、一般社団法人福岡県社会保険医療協会へ法人格を変更
- 令和5年(2023)
- 3月、筑豊看護専門学校閉校
- 令和5年(2023)
- 11月、社会保険大牟田吉野病院を社会保険大牟田天領病院に新病棟を建築し移転統合
アクセス
- 所在地
- 〒810-0001 福岡市中央区天神三丁目7番31号 N天神ビル2階
TEL:092-741-9120 FAX:092-751-5910
- ・福岡(天神)駅より渡辺通り沿いを北へ 徒歩約10分
- ・地下鉄天神駅より北へ 徒歩約6分
- ・地下鉄天神南駅より北へ 徒歩約12分
※ 天神地下街 西-1出口から 徒歩約4分
- ・太宰府インターから都市高速→(約15分)→天神北ランプを降りて 約5分
- ・福岡インターから都市高速→(約12分)→天神北ランプを降りて 約5分
- ・地下鉄博多駅→(約5分)→地下鉄天神駅 徒歩約6分
- ・タクシー利用の場合の所要時間 約10分
- ・地下鉄福岡空港駅→(約11分)→地下鉄天神駅 徒歩約6分
- ・タクシー利用の場合の所要時間 約20分
- ◎ 次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画
- 急速な少子化の流れを変えるため、「次世代育成支援対策推進法」では、企業においても、従業員数に応じて、従業員の仕事と子育ての両立を支援するための一般事業主行動計画を策定し、その計画を外部への公表することが義務づけられています。
当協会が仕事と家庭の両立を支援するための雇用環境の整備等について策定した行動計画は、次のとおりです。- ・次世代法に基づく行動計画(PDF形式)
- ◎ 女性活躍推進法に基づく行動計画
- 女性が個性と能力を職業生活において十分に発揮できる社会の実現をはかるため「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」では、女性労働者に対する活躍の推進に関する取組を実施するため一般事業主行動計画を策定し、その計画および自社の女性の活躍の現状に関する情報を外部へ公表することが義務づけられています。
当協会が女性が活躍できる雇用環境の整備等について策定した行動計画は、次のとおりです。- ・女性活躍推進法に基づく行動計画(PDF形式)
- ・女性の活躍に関する情報公表(PDF形式)
- 2023年4月に施行された改正育児・介護休業法により、男性の育児休業取得促進のため、常時雇用する労働者が1,000人を超える事業主は、育児休業等取得の状況を1年に1回公表することが義務付けられました。
当協会における男性労働者の育児休業等の取得状況は、次のとおりです。- ・男性労働者の育児休業等の取得状況(PDF形式)
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